代表合流のNBA渡辺雄太「次はバスケが日本盛り上げる」25日開幕W杯へ決意表明 野球、サッカー、ラグビーに続く
日本バスケットボール協会は14日、男子の国際親善試合(15、17、19日・有明アリーナ)に出場する日本代表メンバーを発表した。パリ五輪出場権が懸かるW杯(25日開幕・沖縄ほか)を想定した12人で、米NBAから合流した渡辺雄太(サンズ)、富樫勇樹(千葉J)、河村勇輝(横浜BC)らを選出。日本協会によれば、W杯代表は23日に正式決定となる。
渡辺は都内で行われている事前合宿で取材に応じた。15日のアンゴラ戦に向けて「練習試合(12日)では20分ちょっとくらい出たので、明日は20分後半くらい出られたら。体力的なところは1番確認したいところ」と話し、21年夏の東京五輪以来となる国内でのプレーに「日本のファンの方々の前でプレーできる機会は少ないのでありがたい。今回、ファンの方と一緒にW杯を盛り上げていきたいので、自分も全力を尽くしたい」と力を込めた。
チームの大黒柱として期待される中、今大会で1勝もできなければ代表引退も辞さない覚悟を明かしている。「パリ五輪に行くことが自分たちの目標。目の前の1試合、1試合を大事にして勝ち上がりたい」とボルテージを高め、「日本において、国際大会で代表チームが勝ち上がれば絶対に盛り上がる。今までラグビーもそうだし、サッカーもそうだし、野球も元々すごく人気だが、WBC(優勝)でまた野球熱に火が付いた。口で言うほど簡単ではないが、次はしっかりとバスケットが日本を盛り上げていきたい」と決意を込めた。