ラグビーW杯日本代表 35歳のFB山中亮平は選ばれず 今大会限りでの代表引退を表明 メンバー30人を発表
日本ラグビー協会は15日、9月に開幕するW杯フランス大会に出場する日本代表の登録メンバー30人を発表した。今大会限りで代表引退を表明していたFB山中亮平(35)=神戸=は選外となった。
山中は2019年日本大会で全5試合に出場し、日本の初8強入りに貢献。昨年7月9日のフランス戦では2トライを挙げる活躍で存在感を見せており、昨季のリーグワンでも全試合に出場するなど35歳を迎えても進化を続けてきた。
W杯イヤーとなる今季の代表活動ではサモア戦とトンガ戦の2試合に先発出場していた。188センチの長身で飛距離のある左足のロングキックはジャパンの武器となるはずだったが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチにとっては苦渋の決断となった。
山中は合宿では自らのことだけでなくバックス最年長としての役割も果たしてきた。すでに「4年後(のW杯)は考えられない」と語っており、「経験は若い選手よりもある」と積極的に次世代に伝えてきた。2度目の大舞台とはならなかったものの、ここまでのジャパンを支えてきた一人だった。
◆日本代表の今後の予定。
8月26日 イタリア戦(トレビーゾ)
▽W杯フランス大会1次リーグ
9月10日 チリ戦(トゥールーズ)
同18日 イングランド戦(ニース)
同29日 サモア戦(トゥールーズ)
10月8日 アルゼンチン(ナント)