水連と選手ら議論約2時間半 主将・入江、池江、大橋ら出席 梅原委員長「意思疎通ができていなかった」

 競泳の日本代表選手から強化体制への不満が相次いでいる問題で、日本水連は15日、都内で選手やコーチ陣、事務局のスタッフらによるミーティングを開催した。対面とオンラインを併用し、7月の世界選手権(福岡)代表40人のうち約半数が出席。選手側は主将を務めた入江陵介、東京五輪金メダリストの大橋悠依、池江璃花子、塩浦慎理ら、水連側は金子日出澄副会長兼専務理事、世界選手権でヘッドコーチを務めた横山貴氏、梅原孝之競泳委員長らが姿を見せた。

 会議は約2時間半に及んだが、選手の不満や要望を聞き出すことを中心に進行したため、現状把握にとどまり、具体的な解決案までには至らなかったという。それでも梅原委員長は「前には進めた。少なくともマイナスではなかった」。今後も話し合いの場は継続的に設ける予定で「こちらが言ったつもり、伝えたと思っていたことが伝わっておらず、意思疎通ができていなかった。ストレスが募って、それが選手の不満として出た。反省しなければならない。それを生かしてアジア大会までに改善していく」と語った。

 選手側は言葉少なに足早に会場を後にした。SNSで投稿していた五十嵐千尋(28)は「今後にうまくこうなっていけばいいな、という事しか話していない。そういう反省点も踏まえて、今後どうしていくべきかということを話した」とし、SNSでの発信の意図については「これは私は話すことはないので」と話すにとどめた。

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