日本ラグビー協会は１５日、９月に開幕するＷ杯フランス大会に出場する日本代表の登録メンバー３０人を発表した。選外となっていた今大会限りで代表引退を表明していたＦＢ山中亮平（３５）＝神戸＝が同日に自身のＸ（旧ツイッター）を更新し、代表引退を撤回して２０２７年Ｗ杯オーストラリア大会を目指す意向を明かした。

　ご報告と題して以下のようにつづった。「ワールドカップフランス大会のメンバーに選ばれませんでした。この１週間いろいろ考えてこのまま諦めるのは性に合わないので山中は２０２７年のワールドカップを目指します。

　自分なりに何が足りなかったのか。もう一度自分を見つめ直す。年齢とかそんなん関係ない。できるできへんじゃなくてやるかやらんか。

　ラグビー人生、第３章のスタートです。

　あと、代表メンバーのことが大好きです。選ばれたメンバーは怪我なくいい結果を残せるように頑張って！」

　山中は２０１９年日本大会で全５試合に出場し、日本の初８強入りに貢献。昨年７月９日のフランス戦では２トライを挙げる活躍で存在感を見せており、昨季のリーグワンでも全試合に出場するなど３５歳を迎えても進化を続けてきた。

　Ｗ杯イヤーとなる今季の代表活動ではサモア戦とトンガ戦の２試合に先発出場していた。２度目の大舞台とはならなかったものの、ここまでのジャパンを支えてきた一人で、再びＷ杯を目指す決意を示した。

◆日本代表の今後の予定。

８月２６日　イタリア戦（トレビーゾ）

▽Ｗ杯フランス大会１次リーグ

９月１０日　チリ戦（トゥールーズ）

同１８日　イングランド戦（ニース）

同２９日　サモア戦（トゥールーズ）

１０月８日　アルゼンチン（ナント）