主将は姫野「歴代最高と呼ばれるように」 前任リーチは珍助言「お酒、カラオケ、お笑いとハードワーク」

 力強く決意表明をする姫野キャプテン(撮影・園田高夫)
 笑顔で手を振るリーチ
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 ラグビーワールドカップフランス大会に臨む日本代表メンバーが15日、発表され、2大会連続の選出となる姫野和樹(29)=トヨタ=が主将を務めることが決まった。姫野は8強入りした前大会の主将リーチ・マイケル(34)=BL東京=を超え、歴代最高の主将を目指すと宣言。4大会連続選出となったリーチは、飲み会やカラオケなど、オンオフのメリハリを実力発揮の鍵に挙げた。

 静かな口調でも、情熱と覚悟が全身からほとばしった。世界最高の舞台に主将として臨む姫野は「本当に身が引き締まる思い。今回のW杯、しっかりと覚悟を持って、日本代表歴代最高のキャプテンと呼ばれるように頑張りたい」と宣言した。

 代名詞のジャッカルで大ブレークした前回大会から4年。ジョセフHCの打診に「自分のリーダーシップが代表に必要だなと感じた」と大役就任を快諾した。言葉巧みなタイプではないと認めたうえで「しっかり自分のプレーを見せて、パッションを感じてもらったらいい」と行動で引っ張る決意を示した。

 目指すは“リーチ超え”だ。「背中を追い続けてきたし、“リーチさんみたいなキャプテンになりたい”という思いもあった。今度は超えなきゃいけない」とキッパリ言った。そんな後継者に、リーチも「みんながついていくキャプテン。背中で見せてくれる」と太鼓判を押した。

 サポートも万全だ。百戦錬磨のリーチは、大会までに重視することを「オンとオフのバランス」と答え「みんなでお酒を飲む時間も必要だし、カラオケ、お笑いとハードワーク。この4つはすごく重要」と“珍アドバイス”。「試合で(オフタイムと)同じぐらいの表情でプレーできたら、力を発揮できる」とメリハリを実力発揮の鍵に挙げた。

 目標は頂点。姫野が「優勝して、ラグビーを国技にしたいという夢がある」と語れば、リーチも「今までの中で、このメンバーが一番可能性があると思っている。優勝を目指しているのは絶対正しい」と自信を見せた。チームを強固な一枚岩に仕上げ、再び世界を驚かせる。

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