地域クラブ出場の全中が開幕 資格緩和「うれしい」の声

 四国4県が舞台となる全国中学校体育大会(全中)は17日、徳島県の鳴門アミノバリューホールなどで開幕し、柔道や水泳が始まった。今大会から参加が認められた地域スポーツクラブなど学校以外の民間団体も出場した。

 少子化による廃部や教員の負担増などにより、国は公立中学校の運動部活動を地域のスポーツ団体に委ねる「地域移行」を推進している。これに伴い、日本中学校体育連盟は2023年度から地域クラブの選手が全中に出場できるよう参加資格を緩和した。

 柔道の女子団体で、地域クラブで唯一決勝トーナメントに進んだ磐梨武道館(岡山)の松本明莉は「道場の子と一緒に出たかったのでうれしい」と語った。

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