楢崎智亜 パリ五輪内定も愛妻・啓代さんから愛の“喝”「逆に頑張らなきゃと」世界選手権3位も「今回はラッキー」
スポーツクライミング男子で東京五輪4位の楢崎智亜(27)が19日、都内で行われた「ノースフェース」のイベントに出席した。今月スイスで行われた世界選手権の男子複合で3位に輝き、パリ五輪出場権を獲得。「1番はホッとしたのが大きい。ここで(代表を)決めたいと思っていたので良かった。チケットがないと(金メダルに)挑戦もできない」と胸をなで下ろした。
ただ、現地に帯同していた妻で東京五輪銅メダリストの啓代さんとは喜びを分かち合いつつも、ボルダーの後のリードで伸ばせなかっただけに「今回はラッキーだった。このルールで勝つにはもっとリードで上げていかないと」と同業者目線で“喝”を入れられたという。1年後、悲願の金メダルを見据えて「(啓代さんに)褒められることはあまりないので、逆に頑張らなきゃと思っている」と背筋を伸ばした。
トークセッションでは、一般参加者から啓代さんの存在について質問され、「1番感謝しているし、尊敬している存在。言うのは恥ずかしいが、啓代がいなかったら(19年複合で)世界王者にもなっていない」と、照れながらも愛妻への感謝を口にした。