サニブラウン、2年連続決勝へ 世界陸上、佐藤拳太郎が日本新
【ブダペスト共同】陸上の世界選手権第2日は20日、ブダペストで行われ、男子100メートル準決勝でサニブラウン・ハキーム(東レ)が自己記録に並ぶ9秒97をマークし、1組2着で2大会連続の決勝に進んだ。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)も突破。柳田大輝(東洋大)は10秒14の2組7着で落選した。
男子400メートル予選で佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立した。1991年に高野進がマークした44秒78を32年ぶりに0秒01更新し、1組2着で22日の準決勝に進んだ。
佐藤風雅(ミズノ)は日本歴代3位の44秒97で4組2着、中島佑気ジョセフ(東洋大)は45秒15の5組3着で予選を通過。男子110メートル障害の泉谷駿介(住友電工)は13秒33の2組2着となり、5組2着の高山峻野(ゼンリン)らとともに21日の準決勝に進出した。
男子走り高跳びの赤松諒一(アワーズ)は2メートル28の予選A組トップで決勝へ進み、昨年8位の真野友博(九電工)は落選。男子400メートル障害予選で黒川和樹(法大)が準決勝に進んだ。
女子1500メートル準決勝の田中希実(ニューバランス)は4分6秒71の1組12着で落選した。
女子20キロ競歩は藤井菜々子(エディオン)が1時間30分10秒で日本勢最高の14位。男子に続いて日本勢は3大会ぶりにこの種目で入賞を逃した。