高安 快進撃の地元・土浦日大にエール 自身も元野球少年「楽しんでやればいい結果出る」
大相撲の夏巡業が20日、栃木県小山市で行われ、茨城県土浦市出身の元大関の幕内高安(33=田子ノ浦)が、夏の甲子園で4強入りしている地元の土浦日大にエールを送った。「頑張っていますよね。すごい」と称賛。「優勝してほしいとは言いません。誰もが体験できることではないので、楽しんでほしい。野球を楽しんで一生懸命やればいい結果が出ると思う」と、球児の完全燃焼を願った。
中卒で角界入りするまでは、4番も打った野球少年。今もたまにバッティングセンターで140キロ超のボールを打ち返す。「甲子園を見ていると、野球がやりたくなる。出てみたかったな」と語る言葉に実感がこもった。
腰痛で5日の福島巡業から休場していたが、19日の新潟・長岡巡業から復帰。この日も申し合いを4番こなした。名古屋場所は7勝8敗と負け越し。秋場所(9月10日初日、両国国技館)での巻き返しへ「いい影響を受けますよね」という地元校の快進撃に元気をもらい、稽古を重ねる。