元NBAノビツキー氏がW杯日独戦を勝敗予想「言いにくいがドイツが勝つ」八村塁はお気に入り「不参加は残念」
バスケットボール元ドイツ代表のスター選手で、NBAで長年活躍し殿堂入りも果たしたダーク・ノビツキー氏(45)が21日、都内で来日イベントを行った。25日に開幕するW杯(沖縄ほか)の1次リーグ初戦で対戦するドイツと日本の開幕カードについて「とても厳しいグループだが、エキサイティングな試合になると思う」と期待。勝敗予想を求められると「言いにくいが、ドイツが勝つことを望んでいる。いいプレーをすることでビッグな勝利がチームのモチベーションにもつながる」と母国にエールを送りつつ、「日本はホスト国なのでモチベーションにつながる。(自国の)応援の中でいいプレーができる。W杯では簡単なゲームはない」とアップセットの可能性にも触れた。
ドイツは現在世界ランク11位で、昨年の欧州選手権では銅メダルを獲得している。2002年W杯で3位に導いているノビツキー氏は「今回のチームはドイツのバスケ史上トップでベストのチームだと思う」と明言。NBAで活躍するシュルーダー(ラプターズ)や21歳の新星フランツ・ワグナー(マジック)らの名前を挙げ、「シュルーダーは身体能力が高く、ワグナーはNBAのスターになる。非常に難しいグループで、日本はホームで、オーストラリアもとても強いが、メダルを獲得できる可能性はある」と期待を込めた。
また、今大会の参加は見送ったNBAの八村塁(レイカーズ)については「もちろん知っている。W杯には参加しないと聞いて、見る側にとっても日本にとっても本当に残念。私は彼のファン。一生懸命プレーするいい選手で、気に入っている」と言及。今後、NBAでの飛躍にも期待し「体も強くて素晴らしいアスリート。いいディフェンダーで、努力していい3ポイントシュートも打てるようになった。彼はゲームチェンジャーになれる」と太鼓判を押した。