110M障害・泉谷駿介、日本勢初の決勝進出果たし5位入賞!快挙も衝撃の舞台裏明かす「両足つっちゃって」
「陸上・世界選手権」(21日、ブダペスト)
男子110メートル障害決勝が行われ、日本記録保持者の泉谷駿介(23)=住友電工=が13秒19(無風)で5位入賞を果たした。この種目で五輪を含めて日本勢初の決勝進出を果たし、日本勢過去最高位の快挙となった。
レースを終え、「あんまり緊張しなくて、結構雰囲気的に楽しめた。5位という結果は少し悔しいですが、いい経験にはなったかなと思います」と振り返った。21年東京五輪、22年世界選手権はともに準決勝敗退。それだけに、同日の準決勝は13秒16(向かい風0・2メートル)の1組1着で突破したことで「決勝いったかあと実感がどんどん沸いてきている感じです」と笑顔だった。
決勝では思わぬハプニングもあったという。レース後「スタートした瞬間両足つっちゃって、結構焦って、腰ナンバーが手についちゃって、いろいろ散々だったんですけど、その中でも気合で走りました」と、衝撃の舞台裏をさらりと明かした。
その中での5位入賞に「とてもいい中でレースを走れた。これがいい経験になって来年に生かせればと思います」と手応え。「まずは3本しっかり走れる体力をつけていこうと思ってます。来年のパリオリンピックに向けても練習を積んでいってメダルを目指して頑張りたい」と意気込んだ。