世界陸上 三浦龍司が3000M障害で6位入賞 同種目日本勢初快挙も「もうちょっと削れた」

 男子3000メートル障害決勝 6位でゴールする三浦龍司
 男子3000メートル障害決勝 水濠を越える三浦龍司(手前)。右から2人目は青木涼真
 男子3000メートル障害で6位入賞し、ポーズをとる三浦龍司。右は14位の青木涼真
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 「陸上・世界選手権」(22日、ブダペスト)

 男子3000メートル障害決勝が行われ、21年東京五輪7位入賞の三浦龍司(21)=順大=が8分13秒70で6位になった。同種目の日本勢では初の入賞の快挙となった。

 三浦が世界の舞台で躍動した。序盤は集団の様子をうかがい、じわじわと順位を上げていった。最後の1周は5、6番手争いを繰り広げた。ゴール直前で1人抜かされたが、6位入賞を果たした。

 前回大会では予選敗退。東京五輪の7位から順位を一つ上げ、「オリンピックの時より1位上がった」とかみしめた。ただ、「ラスト本当に動かせずに抜かれてしまったのは詰めの甘いところが出てしまった。もうちょっと削れたんじゃないかな」とも振り返った。

 世界のトップ選手と争い、「さすがというかやっぱり違うなと思った。ゴールのタイムを見てもこれだけ開いたんだなと痛感させられました」という。来夏のパリ五輪へ、「自分の中で消化できればすごくいいものになると思いますし、振り返って少しずつステップアップすることで間違いなく自分の目標には到達できると思う。マイペースでやっていきたい。パリオリンピックは大きな目標。次の最大の目標にして頑張りたい」と意気込んだ。

 三浦は予選を8分18秒73で3組4着となり、同種目で日本勢20年ぶりとなる決勝進出を果たしていた。

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