渡辺雄太 ドイツ戦出場を明言「プレーできるくらいには回復」「ここまできたらやるしかない」
バスケットボール男子ワールドカップ(W杯、沖縄ほか)日本代表が23日、練習を公開した。右足首を負傷し、強化試合の欠場が続いていた渡辺雄太(サンズ)が取材に応じ、初戦となる25日のドイツ戦へ向けて「正直(状態が)100%になるとは思っていない。でもプレーできるくらいには回復している。痛みがあろうが、なかろうが相手のチームは気にしていないですし、言い訳せずにやっていきたい。ここまできたら楽しんだもん勝ち」と、出場を表明した。
15日に行われた国際強化試合のアンゴラ戦で、右足首を負傷して途中交代。17日のフランス戦、19日のスロベニア戦を続けて欠場することになった。この日は全メニューを消化したといい、コートの端から端までを全力疾走するなど、回復ぶりをアピール。プレー時間については「ホーバスコーチが僕のパフォーマンスが悪いと思って、プレータイムが減ることはあると思いますけど、足首が原因でプレータイムが減ることはない」と言い切り、強い覚悟をにじませた。
デニス・シュレーダー(ラプターズ)や、モリッツ・ワーグナー、フランツ・ワーグナー(ともにマジック)、ダニエル・タイス(ペイサーズ)とNBA選手4人を擁するドイツ。アジア最上位となれば24年パリ五輪切符を獲得でき、全敗となれば五輪終戦の可能性もある勝負のW杯開幕まであと2日。頼れる存在が間に合った。