ラグビー日本代表 リーチが出場停止から3試合ぶりに復帰 イタリアに完敗も「力の差はそこまで感じていない」
「ラグビー・リポビタンDツアー2023、日本代表21-42イタリア代表」(26日、トレビーゾ)
日本代表はイタリア代表に21点差で完敗した。
W杯フランス大会開幕前、最後のテストマッチ。フランカーのリーチ・マイケル(34)=BL東京=が出場停止から先発で3試合ぶりに復帰し、フル出場。「この負けはすごく悔しい。本番で結果を出すことが目的なので、この結果を受け止めて最後の準備をやってW杯の本番で結果を出さないといけないです」と語った。
リーチはサモア戦(7月22日)で危険なタックルによりレッドカードを受けて、当初の3試合出場停止から処分が2試合に軽減され“ぶっつけ本番”を避けられた。「ロータックルを意識して、それはよくできた」とタックルについては改善できたことを強調した。
試合は前半6分に先制トライを許した。同16分にWTBジョネ・ナイカブラ(BL東京)がトライを決めて追い上げるなどしたが、11-17のビハインドで折り返した。後半にはWTB松島幸太朗(東京SG)とCTBディラン・ライリー(埼玉)がトライを奪ったものの、一度もリードすることはできず最後はカウンターから失点を重ねた。
日本はW杯前の実戦を1勝5敗と大きく負け越した。リーチは「ヨーロッパのチームと戦って力の差はそこまで感じていない。接点のところや、セットピース、スクラムのところはそこまでプレッシャーは感じていない。自分たちの選択肢の中でも戦うエリア、反則するエリアを改善すればもっと相手にプレッシャーをかけられると思います」と敗戦も前向きに捉えた。