ロコ・ソラーレが決勝進出!北海道銀行に7-2で圧勝、今季初Vへ王手 一挙4点奪って貫禄見せる
「カーリング・アドヴィックスカップ」(27日、アドヴィックス常呂カーリングホール)
女子準決勝が行われ、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが北海道銀行を7-2で下し、同日13時からの決勝に進出した。チームは今大会が今季初の大会で、今季初優勝に王手をかけた。
五輪メダリストの貫禄を見せた。ロコ・ソラーレは第1エンド、第2エンドで不利な先行で1点ずつスチールすると、2-1で迎えた第4エンドでは有利な形を作り、一挙4点を奪った。
“もぐもぐタイム”ことハーフタイムではスキップの藤沢五月(32)は飲み物を飲み、チームメートと談笑。サードの吉田知那美(32)は地元・常呂産のトマトを食すなど、和やかだった。後半もリードし、最後は相手が負けを認めるコンシードを出して勝負が決着した。
ロコ・ソラーレは昨季、日本勢として男女通じてワールドツアー最高峰のグランドスラム大会で初優勝を飾ると、日本選手権も制すなど活躍した。ただ、シーズンの締めくくりとなる世界選手権は準決勝進出を懸けたプレーオフで敗戦。藤沢は、新シーズンへ「世界選手権に向けてしっかりピーキングを合わせたい」と意気込んでいた。
北海道銀行は若手で構成されるチームだが、日本選手権では22年に3位、23年に5位と検討。23年大会では予選で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと強豪の中部電力を破ったこともある。