“沖縄の奇跡”日本が大逆転勝ちで17年ぶりW杯勝利!フィンランドに最大18点差も富永、河村の3P攻勢で逆転 欧州から歴史的初勝利

 「バスケットボール男子・W杯・1次リーグ、日本代表98-88フィンランド代表」(27日、沖縄アリーナ)

 世界ランク36位の日本は1次リーグ第2戦で同24位のフィンランドと対戦し、一時18点差をつけられながらも、終盤の3ポイント攻勢で大逆転勝ち。五輪、世界選手権で初めて欧州勢(過去11戦全敗)から初勝利をおさめ、17年ぶりのW杯勝利を飾った。1次リーグ突破をかけて最終戦では世界ランク3位のオーストラリアと対戦する。

 日本は第1Q序盤からエンジン全開でフィンランド相手にリードを奪うと、初戦のドイツ戦では成功率17%にとどまった3ポイントシュートも、距離のあるところから比江島慎が決めて大盛り上がり。中継のテレビ朝日のスペシャルサポーター、広瀬すずも思わず両手をあげてガッツポーズした。第1Qは22-15の7点リードで終えた。

 しかし、NBAで昨季オールスターにも選出されたマルッカネン(ジャズ)を要するフィンランドも第2Qに反撃。インサイド、アウトサイドから日本を翻弄し、終盤にはマルッカネンにダンクを決められ、第2Qは14-31でひっくり返され、前半を36-46の10点ビハインドで折り返した。

 巻き返しを狙いたい第3Qも比江島が奮闘。得点を重ねたが、フィンランドの高さと高確率の3ポイントシュートに苦しめられ、ジワジワと差を広げられた。第3Q中盤に渡辺雄太が流れを変えようとダンクを試みたが、マルッカネンにブロックされた。最大18点差まで広げられたが、終盤に富永啓生(ネブラスカ大)がこの日、3本目の3ポイントを決め、流れが一変。第3Q終了間際には馬場雄大(無所属)が3ポイントを決めて、食らいつき、10点差で最終Qを迎えた。

 第4Qは富永が4本目の3ポイントで7点差に。その後も攻勢を続け、河村勇輝(横浜BC)の3ポイントなどで2点差に迫った。残り4分35秒で、河村がドライブからファウルをもらいながら、レイアップを決めて、同点。さらにフリースローを決めて逆転に成功した。さらに河村が3ポイントを決めて、突き放した。

 3ポイントは河村、富永とも4本成功。チームとしてドイツ戦で17%にとどまった成功率は39%(28本中11本)を記録した。

 大きな勝利を手にし、アジア最上位に与えられる24年パリ五輪出場権獲得にも大きく前進した。

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