北口榛花 君が代に「涙、感情こみ上げた」 女子やり投げ「金」 メダルセレモニーで感慨

 「陸上・世界選手権」(26日、ブダペスト)

 女子やり投げの北口榛花(JAL)が世界選手権初優勝から一夜明けた26日、ブダペストの競技場横で行われたメダルセレモニーに出席した。その後の記者会見で「君が代を聞けてすごくうれしい。自分自身で流せたというのが一番。涙、感情がこみ上げてくる瞬間だった」と感慨深げに話した。

 25日の試合では、4位で迎えた最終6投目に66メートル73をマークし、劇的な逆転優勝を収めた。五輪を含め、マラソン以外の日本女子選手では初制覇の快挙に「まだ映像を見ても、自分がやったことが信じられないぐらい」と驚きを口にした。

 次は9月8日にブリュッセルで開催される世界最高峰のダイヤモンドリーグに出場予定。来年はパリ五輪が待ち受ける。「今季けがなく終わって、しっかり休養を取ってからトレーニングを積めれば」と冷静に見据えた。

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