バスケW杯 日本代表ホーキンソンへ称賛の声続々「帰化してくれてありがとう」「リバウンドを制する者は」

 日本代表・ホーキンソン・ジョシュ
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 「バスケットボール男子・W杯・1次リーグ、日本代表98-88フィンランド代表」(27日、沖縄アリーナ)

 フィンランド戦で大車輪の活躍を見せた米シアトル出身のホーキンソン・ジョシュ(28)=SR渋谷=。2月に帰化したばかりの代表最長身208センチの守護神が勝因の1人だったことは言うまでもない。

 19リバウンドとゴール下での奮闘だけでなく、28得点をマーク。そのプレーぶりにファンは「誰が何と言おうとMVP」「帰化してくれてありがとう」というつぶやきに加え、漫画スラムダンクの名言「リバウンドを制する者は試合を制す!!」と用いてたたえるファンもいた。

 ホーキンソンは2月に代表デビューを果たすと、19日の強化試合・スロベニア戦では12得点、12リバウンドを記録。ホーバス監督はNBAでMVPを獲得した「ニコラ・ヨキッチに似ている」と絶賛。ゴール下の守護神として、日本に欠かせない存在となっている。

 両親はともにバスケットボールの元プロ選手。高校までは野球との二刀流で、150キロの直球が武器の投手だった。米・シアトル出身で、地元のマリナーズで活躍したイチロー氏の大ファン。6月には自身のエージェントを通じて対面し「W杯頑張って」と直接エールをもらい、今大会に臨んでいる。

 日本への関心が高かったこともあり、大学卒業後の2017年にロサンゼルスで行われたBリーグのトライアウトを受け、FE名古屋に入団した。来日当初は言語や文化の壁に困惑したが、チームメートやスタッフが親身になってサポート。信州在籍時には地元のお祭りに参加した経験もあり、次第に馴染んでいった。そんな経験を積み重ねたことで、「助けてくれた人に恩返しがしたい」と帰化を決断した。

 故郷での愛称「ビッグホーク」にちなみ、日本名は「鷹大(タカヒロ)」。ファンには「タカちゃん」と呼ばれ、親しまれている。イチロー氏は異国の地・米国で伝説を残したが、米国生まれのホーキンソンも日の丸を背負い、歴史を刻む。

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