バスケ日本敗戦もホーバス監督手応え 「オーストラリア相手に89点取れるチーム少ない」
「バスケットボール男子・W杯・1次リーグ、日本代表89-109オーストラリア代表」(29日、沖縄アリーナ)
世界ランク36位の日本は、1次リーグ最終戦で東京五輪銅メダルのオーストラリア(同3位)に敗れた。史上初の1次リーグ突破はならず、17~32位決定リーグに回ることになった。
序盤から相手のフィジカルに押され、富永啓生(ネブラスカ大)、河村勇輝(横浜BC)の3点シュートも不発。フィンランド戦で見せたディフェンスもミスが重なり、最後は20点差をつけられた。ただその中で渡辺雄太(サンズ)が24得点、ホーキンソン・ジョシュ(SR渋谷)もチーム最多の33得点と意地を見せ、後半の合計点では相手を上回った。
ドイツでも85点しか取れなかった世界3位の強豪に善戦し、トム・ホーバス監督は「オーストラリア相手に89点も取れるチームは少ない。最後までよく頑張った」と手応え。馬場雄大(無所属)も「日本は相手が関係ないバスケ。ホーバス監督になってからずっと言っている。芯が通っているから、後半は互角。オールスターメンバーに、40分間これまで戦うことはできなかった。今は希望しかない」と前を向いた。