バスケ日本代表 さあ勝負のベネズエラ戦 富永啓生「(3点シュート)何が何でも」きょうにもパリ五輪可能性!
バスケットボール男子W杯(沖縄ほか)日本代表が31日、会場の沖縄アリーナで17~32位決定リーグ初戦のベネズエラ戦へ向けて練習を行った。アジア最上位で得られるパリ五輪切符のために負けられない戦い。富永啓生(ネブラスカ大)は「まず勝利することを大前提に、自分たちの100パーセントの力を出せるように頑張りたい」と気合を込めた。
27日のフィンランド戦で3点シュート成功率57・1%を記録した勝利の立役者。しかし、29日のオーストラリア戦では、NBAで守備のスペシャリストのマティス・サイブル(トレイルブレイザーズ)らに厳しくマークされて、10本全て失敗に終わった。「自分のリズムで打てていない中で、タフショットが多くなってしまった。本当にチームに迷惑をかけた」と反省し、今夜の試合に向けて「次の試合は何が何でもチームに貢献できるように」とリベンジを誓った。
1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力出場を目指す日本。早ければ31日に設定されている試合が全て消化された時点で、パリ五輪出場が決まる可能性がある。条件は以下の2通り。
①フィンランドーカボベルデ戦を除く、1次リーグ1勝2敗の国(日本、アンゴラ、南スーダン、エジプト、ニュージーランド、フランス、コートジボワール)が、0勝3敗の国(ベネズエラ、中国、フィリピン、ヨルダン、メキシコ、イラン、レバノン)に全て勝利する。
②メキシコーニュージーランド戦を除く、1次リーグ1勝2敗の国(日本、カボベルデ、アンゴラ、南スーダン、エジプト、ニュージーランド、フランス、コートジボワール)が、0勝3敗の国(ベネズエラ、フィンランド、中国、フィリピン、ヨルダン、メキシコ、イランレバノン)に勝利する。
◆バスケットボール男子W杯順位決定方式 1次リーグ全8組のそれぞれ下位2カ国が、17~32位決定リーグの4グループに分かれる。2試合を行い、1次リーグの3試合を合わせた計5試合の成績で最終順位を決定する。組1番手は17~20位、2番手は21~24位、3番手は25~28位、4番手は29~32位となる。そこから①勝ち数②得失点差③総得点④世界ランキングの順で細かい順位を決定する。