バスケ 苦渋の歴史知る最年長33歳比江島が救世主に!「チームを救うためにトムさんは僕を残してくれた」W杯日本史上最多3P6本成功!

 攻め込む比江島慎 ©FIBA
 第4クオーター、3点シュートを決め、喜ぶ比江島
 第2クオーター、3点シュートを決める比江島
3枚

 「バスケットボール男子・W杯・17~32位決定リーグ、日本代表86-77ベネズエラ代表」(31日、沖縄アリーナ)

 世界ランク36位の日本は、同17位のベネズエラと対戦し、最終第4Qに最大15点差をつけられながらも大逆転勝ちし、アジア最上位に与えられるパリ五輪出場権に王手をかけた。日本は9月2日の最終戦で世界ランク64位のカボベルデと対戦。勝てば五輪切符獲得、1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力五輪出場となる。

 奇跡の大逆転勝ちの立役者となったのは、前回大会5戦全敗、東京五輪3連敗敗退など苦渋の歴史を知る33歳のベテランだった。

 序盤からミスが続いた日本。第4Qも苦しい展開で、一時15点差まで広げられたが、比江島の3ポイントシュートが逆襲の号砲となった。次々と沈め、第4Qだけで4本成功。この日、比江島は3ポイント7本中6本を沈め、成功率は驚異の86%をマークした。1試合で6本の3ポイント成功はW杯の日本史上最多記録。救世主となった33歳は「チームを救うためにトムさんは僕を残してくれたと思う。貢献できてよかった。今まで本当に悔しい経験をしてきて、そういう悔しい経験をしたメンバーが、チームを引っ張れてよかった」と、充実の表情で汗をぬぐった。

 五輪切符は目前。「自力でとれるチャンスが目の前にある。喜びを分かち合いたい」と、見据えた。

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