バスケ日本 富永啓生が“神業”3ポイント6連発で五輪切符けん引「何としてもチーム助けると心に決めてた」成功率は驚異の75%

 「バスケットボール男子・W杯・17~32位決定リーグ、日本代表80-71カボベルデ代表」(2日、沖縄アリーナ)

 世界ランク36位の日本は同64位のカボベルデに快勝した。今大会通算3勝2敗でアジア勢最上位を確定させ、24年パリ五輪出場権を獲得した。日本が自力で五輪出場を決めたのは1976年モントリオール五輪以来48年ぶり。富永啓生(22)=ネブラスカ大=が、3ポイントを8本中6本(75%)成功させるなど神がかったシュートを連発し、チーム2位の22得点を記録。チームを五輪切符獲得に向けて勢いづかせた。

 第1Q途中から出場し、最初の3ポイントシュートをいきなり決めた富永は、そこから6本連続で3ポイントを決めるという“神業”でアリーナを支配した。オーストラリア戦ではマークされ、持ち味である3ポイントを1本も決められない屈辱も味わっただけに、「なかなかW杯で3ポイントでチームを助けることができずに、最後の最後、何としてでもチームを3ポイントで助けると心に決めてきたので、本当に決められて良かった」と会心の笑みを浮かべた。

 目標の五輪切符を決めて「ヒヤヒヤした展開になったが、最後勝ち切ることができてすごくうれしい。これからが日本のバスケの始まりだなという瞬間でした」と歓喜。今大会はPG河村勇輝(22)=横浜BC=とともに、22歳コンビが日本代表に新たなエネルギーを与えた。「今回はまだまだ第一歩だと思うが、ここからもっともっと成長して、日本のバスケともっと強くできるように、若い2人で頑張っていきたい。とりあえず五輪まであと1年。米国に戻って、もっともっと成長して日本のバスケを強くできるように頑張ります」と力を込めた。

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