紀平梨花が全日本予選の中部選手権エントリー断念 右足首疲労骨折完治せず決断「ミラノ五輪の夢へ、今年は怪我の完治を優先」
フィギュアスケート女子の紀平梨花(21)=トヨタ自動車=が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、全日本選手権(12月、長野)の予選にあたる中部選手権(22日開幕)のエントリーを見送ったことを発表した。右足距骨疲労骨折が完治に至っておらず、決断したという。
18年GPファイナル女王、19、20年全日本選手権連覇の実績を持つ紀平は、北京五輪シーズンに右足首の疲労骨折を発症。五輪挑戦を断念した。昨年9月の中部選手権で2季ぶりに競技会に復帰。全日本選手権にも出場し11位だった。
「みなさまこんばんはいつも応援ありがとうございます
今年の大会についてです。
今年の中部選手権はエントリーしないことをお知らせさせていただきます。
以前からの右足距骨疲労骨折ですが、昨年の全日本選手権で悪化し、現在かなり回復しましたが、まだ完治には至らず、この決断をさせていただきました。
また、昨シーズンのように、怪我を抱えたまま練習も試合も全力を尽くせず、成績も中途半端になるというのを繰り返したくはなく、2026年ミラノオリンピックの夢に向け、今年は怪我の完治を優先しようと、コーチとミーティングを重ね決断いたしました。
現在、怪我も完治に近づいてきているので、カナダのトロントのブライアンコーチの元で、氷上練習、オフアイストレーニングの強度を徐々に上げていっているところです。
GPシリーズカナダ大会は、まだ少し時間があるので、状態を見極めながら考えようと思っています。
来シーズンは、まず健康、そしてパフォーマンスも完全に復活し、全力でトップを目指していけたらと思っております。
これからも、まさに今も、全力で氷上練習、オフアイスに励んでいきます。
目指すは2026年ミラノオリンピック。
これからも引き続き応援、見守っていただけると嬉しいです。 紀平梨花」