競泳 平井伯昌氏にけん責処分 金子専務理事「倫理規定に違反」世界選手権後の行動巡り

 日本水泳連盟は6日、都内で倫理委員会と常務理事会を開き、世界選手権日本代表コーチを務めた平井伯昌氏のけん責処分(文書による厳重注意)を決めた。金子日出澄専務理事が取材に応じ、「SNS発信および、インタビューに応えていることが、一部選手あるいは関係者のプライバシーに関わることであったり、内部事情に関わることで倫理規定に違反する」と説明した。

 また7月の世界選手権(福岡)でチームを許可なく離脱したことについても「日本代表選手団行動規定に違反する」と判断し、競泳委員会から勧告。9月1日~24年2月末までの半年間、日本水泳連盟強化事業と競泳委員会の参加自粛を求めた。同日に委員会から通知し、本人も承諾済みだという。この期間にはアジア大会(9~10月、杭州)、W杯、世界選手権(24年2月、ドーハ)が行われるため、帯同しないことが確実となった。

 この日、平井氏がリーダーを務めるパリ五輪強化プロジェクトの解団も発表。連盟は「パリ大会までのスケジュールは組み終わった。そこから先は競泳委員会の中で作っていく。一定の役割を果たした」と述べた。

 平井氏は7月の世界選手権(福岡)で強化体制による意見や方針の違いに不満を募らせて、最終日のミーティングを欠席して無許可でチームを離脱。その後もSNSや一部報道機関での水泳連盟の内部事情について語っていた。

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