照ノ富士が2場所連続休場 腰痛回復せず 師匠「今は相撲をとれる状態じゃない。1カ月くらいかかる」
日本相撲協会は8日、大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)は腰痛が回復せず、休場することが決まった。休場は2場所連続通算18度目で、21年秋場所の横綱昇進後では7度目。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、照ノ富士の状態について「休場を決めたのは昨日。1カ月くらい治療には時間がかかる。今は相撲をとれる状態じゃない」と説明。点滴や投薬で痛みをとる治療を続けているといい、現段階では手術は検討していないとした。
照ノ富士は昨秋に両膝を手術。ケガによる休場も増えてきた。出場する場合は、結果が求められるが、伊勢ケ浜親方は「本人もそういう思いでやっている。結果を出せる状態にならないといけない」と横綱の思いを代弁。「膝とか筋肉とかはすごく調子がいいんだけど、腰だけがよくない。そこの治療をしていかないといけない」と話した。
照ノ富士は名古屋場所を「腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎体終板障害」のため4日目から休場。場所後の夏巡業には参加したものの取組には入らず、相撲をとる稽古ができていないなかった。