レスリングの世界選手権(16日開幕・ベオグラード)に向けた男子フリースタイル代表の強化合宿が8日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開され、一昨年の東京五輪65キロ級王者の乙黒拓斗(自衛隊)は「しっかり優勝してパリ五輪の金メダルにつなげたい」と意気込んだ。3位以内で来年のパリ五輪代表に決まる。
乙黒は6月に古傷の右足甲を痛めたが、スパーリングを再開するまで回復した。東京五輪以来となる海外勢との対戦を見据え、タックルの角度などを入念に確認し「楽しみ。また自分のレスリングを世界で発揮したい」と気持ちを高めた。