ホーバス監督 河村への「言い訳!」激怒の真相明かす 守備戦術忘れ「我慢できなかった」 頭なでられるのは許容「あれはLOVEだよ」
W杯で48年ぶりの自力での五輪出場を決めたバスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督(56)が8日、日本テレビ「news every.」に生出演した。
激闘の記憶冷めやらぬ中での出演に「まだまだ休みたいです」と語りつつ「もう本当に最高です。全部の試合、カムバックもあったし、いいバスケも悪いバスケもあったが、選手達はよく我慢した」と、選手達をたたえた。
フィンランド戦、ベネズエラ戦では第4Qでの大逆転だったが「本当に18点差までは大丈夫かなと。誰かが熱くなればカムバックできる。ベネズエラは比江島、カボベルデは富永だった」と、振り返った。日替わりでのヒーロー誕生に「あれがいいチーム。毎試合誰か出てくる。そういうチームは好きです」と語った。
司令塔としてチームをけん引した河村勇輝については「(Bリーグでの怪我で)合宿中、トレーニングとかできなかった。6週間の合宿中、あんまりいいプレーできなかった。いけるかなと思うが、少しずつレベルがあがった。特別な選手」とたたえ、センターとして獅子奮迅の活躍をみせたホーキンソンについては「あそこまでいけると思わなかった。世界のトップにあれだけリバウンドとったら。(NBAも)いけると思いますよ。28歳でしょ?僕は27歳でいったんですよ」と語り、「W杯はNBAのコーチ全員がみてる。河村もホーキンソンもいい仕事をした。馬場はパリ五輪がチャンスかなと思う」と、世界最高峰リーグへの挑戦にも太鼓判を押した。
豪州戦のタイムアウト中に河村に「分かってないんだったらダメだよ!簡単なことじゃないですか。言い訳!最初から悪かった」と激怒していたシーンが話題となったが、苦笑いしつつ「すいません。まあケースバイケースだね。河村に注意した時、彼がDFのプレーを忘れた。ゾーンだったけど、マンツーマンにいった。彼はPGで僕は彼に“河村、このDFだよ。みんなに伝えてください”っていって、彼はみんなに伝えたけど、彼はやらなかった。あの時は我慢できなかった。彼がなんか言い訳いうかなと思って」と、振り返った。
また、五輪切符獲得後のロッカールームで選手たちがホーバス監督の頭をなでられる姿があったが「初めて。いいんじゃないですか。長い間コーチングして怒っているから、勝ったら(選手は)こういう気持ちあるよ。あれはLOVEだよ」と、笑って許していた。