ラグビーJAPAN 視聴率も好発進 関東地区19・7%は日本開催の前大会超え
「ラグビー・W杯・1次リーグD組、日本代表42-12チリ代表」(10日、トゥールーズ)
ラグビーのW杯フランス大会1次リーグD組で、10日夜にNHKで生中継された日本代表の初戦、チリ戦の平均世帯視聴率が、関東地区で19・7%だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区の平均視聴率は17・9%。前回2019年日本大会の開幕戦、日本代表-ロシア代表は関東18・3%、関西21・0%で、関東については今大会の初戦から“前回超え”を果たした。
頂点を目指すジョセフ・ジャパンは、初戦から国民の注目の的だった。日本で開催された前回大会の日本の初戦と比較して、関東で1・4%高い数字をたたき出した。チリ戦はファカタバ(BR東京)の2トライをはじめ、後半にはリーチ(BL東京)らもトライを挙げ、初出場の相手に42-12で快勝。視聴率でも“白星発進”した。
前回大会は日本が快進撃を続けたことで、視聴率もうなぎ上りだった。2試合目のアイルランド戦は関東が22・5%、関西が22・8%にアップすると、3試合目のサモア戦は関東32・8%、関西31・6%に急上昇。4試合目のスコットランド戦は関東39・2%、関西37・2%にはね上がった。
1次リーグを4戦全勝で通過し、初の8強入りを果たして迎えた準々決勝の南アフリカ戦。敗れたものの、関東41・6%、関西41・4%をマーク。前年の大みそか「NHK紅白歌合戦」の関東平均41・5%を上回る数字をたたき出すなど、日本中がラグビー色に染まった。
日本の次戦の相手は、前回準優勝の強豪イングランド。試合開始は日本時間18日午前4時からだが、敬老の日にあたる。日本の1次リーグ突破を占う、初戦白星同士の注目の一戦。祝日の早朝から、多くの国民が眠い目をこすりながらテレビにくぎ付けになりそうだ。