日本バレーボール協会・川合俊一会長 「前髪たらして、デザイナーに服もらって」 令和でも見てみたい破天荒な「プリンス」

 バレーボールのワールドカップ(女子は16~24日、男子は30日~10月8日・代々木第一)が開幕する。グループ上位2組がパリ五輪切符を獲得できる大一番に臨む日本だが、特に男子は今年、世界のトップ16が参加する「ネーションズリーグ」で史上初の銅メダルを獲得し、注目が集まる。2008年北京五輪以来の自力出場(21年東京五輪は開催国枠)を目指す「龍神ニッポン」。その強さの秘密や今大会への期待など、日本バレーボール協会の川合俊一会長(60)が熱く語った。

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 笑いっぱなしの40分間だった。気さくでユーモアがあふれ、どの質問にも冗談を交えて面白く話をしてくれた。その一方で会長として、遠征時の往路便をビジネスクラスにして選手の負担を減らしたり、決起集会などで現場との交流を図る場を設けたりと、自身の経験を生かした取り組みも印象的だった。

 現役時代は「バレー界のプリンス」と呼ばれ、絶大な人気を誇ったスター。「スポーツ選手が角刈りかパンチパーマだった時代に、前髪をたらしていた。背がでかくて洋服もなかったから、知り合いのデザイナーにショーで使ったいらない服をもらって、私服で着ていた。すげえ(世間から)たたかれたんだけどね」。25歳の記者にとっては、想像がつかないアスリートの姿。ただ、川合会長のような選手を、令和の時代に見てみたいなと思った。(デイリースポーツ・谷凌弥)

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