日大アメフト部 他の部員10人近くも薬物関与か 12日に学内評議員会で報告
日本大アメリカンフットボール部の寮で大麻や覚醒剤が見つかり、部員が逮捕され麻薬取締法違反(所持)罪で起訴された事件で、他にも10人近い部員が違法薬物に関与した可能性があるとして大学が調査していることが13日、関係者への取材で分かった。聞き取りなどで疑惑が浮上し、12日に学内の評議員会で報告されたという。
警視庁は、覚醒剤と大麻を所持したとして北畠成文被告(21)を8月5日に逮捕。東京地検は覚醒剤を麻薬と誤認していたとして麻薬取締法違反罪で起訴し、大麻取締法違反容疑は処分保留とした。捜査関係者によると、北畠被告は「他の部員と一緒に吸った。寮で見つかった大麻はその残り」と警視庁に説明した。
警視庁は8月22日、寮を再び捜索し、被告とは別に大麻所持などの疑いがある部員4人を任意聴取していた。日大は31日付で寮を閉鎖し、9月1日にアメフト部を無期限活動停止にしたと発表していた。