ラグビー日本代表 第2戦の強敵イングランド戦へ調整 過去全敗も具智元「やり返せる」
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で1次リーグD組の日本代表は13日、イングランド代表と対戦する17日(日本時間18日)の第2戦に向けてフランスのトゥールーズで練習し、一部を報道陣に公開した。10日のチリ戦をけがで欠場したFW姫野和樹主将(トヨタ)は左脚にテーピングを施して参加した。
報道陣に公開された15分間では、FWがモールなどを練習した。イングランドとの対戦成績は10戦全敗。昨年11月に13-52で敗れた試合では、相手の圧力に押されスクラムで苦しんだ。プロップ具智元(神戸)は「やり返せる自信がある。楽しみ」と意欲を示した。チリ戦でタックルを受けた際に痛めた膝についても「一日一日、いい状態になっている」と前向きに話した。
イングランドは初戦で強豪のアルゼンチンに退場者が出て数的不利になりながら27-10で快勝。ノートライだったが、SOフォードがDGを3本決めるなど全27得点をたたき出した。フッカー堀江翔太(埼玉)は「前に出てプレッシャーをかけたい」と警戒を強めた。
チリ戦でフル出場したフランカーのリーチ・マイケル(BL東京)は、具とともに公開されたチーム練習には加わらなかった。日本はチリ戦後、12日にトレーニングを再開。ニースで行われる第2戦に向け14日にモナコへ練習拠点を移す予定だ。