アイスダンス岸本彩良、田村篤彦組がジュニアGP初出場で堂々4位 自己ベストマーク「全力を出し切れた」
「フィギュアスケート・ジュニアGP大阪大会」(16日、関空アイスアリーナ)
アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われた。リズムダンス(RD)4位の岸本彩良(16)=中京大中京高、田村篤彦(19)=西武東伏見FSC=組は、RD56・97点に続き、すべて自己ベストのFD87・81点、合計144・78点で総合4位だった。
モントリオールを拠点とする2人にとっては、初のジュニアGPシリーズで、初の日本開催試合。観客へ手を振り、躍動感ある演技を終えた岸本は「みんなが手を振ってくれてうれしかった。ショーに出ている感じだった」と充実の表情。田村も「楽しんで全力を出し切れた」と振り返った。
演技は息の合ったツイズル、スピンなどを披露し、終盤のステップで減点があった以外は、出来栄え点でプラスを得た。モントリオールでは、シニアのトップ選手らと同じ拠点で「五輪に行った方の邪魔をしないように練習している。すごすぎて毎日、口を開けて見ている」と岸本。田村も「エッジの正確性も雰囲気もすごい。肌でビリビリ感じている」と話し、ハイレベルな環境に刺激を受けている。
日本でのアイスダンスの普及に貢献した村元哉中、高橋大輔組が引退し、バトンは引き継がれた。田村は「RD60点、FD90点が目標。ステップやパターンダンスでレベルが取れていないので、重点的にやっていきたい」と飛躍を誓っていた。