陸上やり投げ・北口榛花 大活躍の今季は「『ブレークスルー』できた」 世界選手権&DLファイナル金から帰国

 充実した表情で会見する北口榛花(撮影・西岡正)
 がい旋帰国を祝福される北口榛花(中央)=撮影・西岡正
 トロフィーを持ち、笑顔を見せる北口榛花(撮影・西岡正)
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 陸上女子やり投げで、8月の世界選手権(ブダペスト)で金メダルを獲得した北口榛花(25)=JAL=が19日、羽田空港に帰国し、記者会見を行った。「こんにちは。日本に帰ってきました」と笑顔であいさつ。「6月からずっとヨーロッパに行っていたんですけど、今回の(世界選手権の)金メダル、ダイヤモンドリーグのトロフィーを持って帰ってこられて、充実した3カ月半になりました」とうなずいた。

 北口は昨年は世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)で日本勢初優勝。世界選手権で3位に入って日本女子投てき種目で初メダルを獲得した。今季は7月に67メートル04をマークして4年ぶりに日本記録を塗り替えると、8月の世界選手権では、日本女子史上3人目の金メダルを獲得。条件を満たし、陸上では第1号となる24年パリ五輪切符を獲得した。

 9月に入っても快進撃は続いた。DL第13戦で67メートル38を出し、日本記録を更新。16日の世界最高峰シリーズの年間上位者で争われる、DLファイナルでは、日本勢初優勝を果たしていた。

 活躍の今季について、「去年もブレークスルー(打破)と言われた。今年もブレークスルーできたシーズン。やっぱり去年も(世界選手権で)日本人初のメダルでしたけど、金メダルを取れたのと、ダイヤモンドリーグも取れて、ほとんどのタイトルを取れた。これからも続けていきたいとは思いますけど、そう簡単ではないとも感じているので。去年よりもさらに上の段階のブレークスルーを起こすことができたかな」と総括した。

 さらに「序盤はコンディションで悩む部分もたくさんあったんですけど、試合を続けて、17試合ぐらいしたんですけど、平均値も去年より上がったと思います」と振り返った。「本当はもうちょっと投げたい気持ちはあったんですけど、これから人生長いのでゆっくりやっていけたらいいかなと思います」と見据えた。

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