陸上やり投げ・北口榛花 金メダル祝福の「金カステラ」贈られ笑顔 今季は終了へ「ちょっと燃料不足で」

 笑顔で会見する北口榛花(撮影・西岡正)
 関係者に祝福される北口榛花(中央)=撮影・西岡正
 充実した表情で会見する北口榛花(撮影・西岡正)
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 陸上女子やり投げで、8月の世界選手権(ブダペスト)で金メダルを獲得した北口榛花(25)=JAL=が19日、羽田空港に帰国し、記者会見を行った。「こんにちは。日本に帰ってきました」と笑顔であいさつ。「6月からずっとヨーロッパに行っていたんですけど、今回の(世界選手権の)金メダル、ダイヤモンドリーグのトロフィーを持って帰ってこれて、充実した3カ月半になりました」と喜んだ。

 会見後には、JALの同期がサプライズ登場。金メダルにちなんだ「金のカステラ」と花束が贈られた。これには北口も笑顔で、「入社したとき、コロナで入社式もオンラインだった。入社後も同期の皆さんと会うことがなかった。こうやってお会いできた同期の方が増えてうれしいですし、社員の方もいつも応援してくださっていて、どこにいても声が届いてますし、そういう社員の皆さまですごく心強い」と感謝を伝えた。

 今後はオフに入る意向で、エントリーしていたアスレチックスチャレンジカップ(9月30日開幕、新潟)は出場しない。「本来であれば日本でもう1試合という予定だったんですけど、ちょっと燃料不足で」と笑って説明しつつ、「ちょっと充電が必要になってしまったので、日本のファンの皆さまの前で投げたい気持ちはあったんですけど、エントリーしていた新潟の方は欠場とさせていただきます。でも日本のファンの皆さまに会いたい気持ちはありますので、新潟でファンの皆さまと交流する機会をつくって頂ける予定になっています」と明かした。

 北口は昨年は世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)で日本勢初優勝。世界選手権で3位に入って日本女子投てき種目で初メダルを獲得した。今季は7月に67メートル04をマークして4年ぶりに日本記録を塗り替えると、8月の世界選手権では、日本女子史上3人目の金メダルを獲得。条件を満たし、陸上では第1号となる24年パリ五輪切符を獲得した。

 9月に入っても快進撃は続いた。DL第13戦で67メートル38を出し、日本記録を更新。16日の世界最高峰シリーズの年間上位者で争われる、DLファイナルでは、日本勢初優勝を果たしていた。

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