レスリング・高谷 フォール勝ちで悲願五輪切符 「200万回は練習した」「正しい努力は裏切らない」

 「レスリング・世界選手権」(18日、ベオグラード)

 来年のパリ五輪予選を兼ねた大会で、男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(自衛隊)が3位決定戦でギリシャ選手にフォール勝ちし、パリ五輪代表に決まった。五輪階級で5位以内の選手の国・地域に出場枠が与えられ、日本勢は3位以内で代表に決定。28歳の高谷は五輪初出場。57キロ級決勝で五輪代表を決めていた樋口黎(ミキハウス)はセルビア選手に敗れ、銀メダルだった。

 高谷が第2ピリオドにフォール勝ちし、悲願の五輪切符をつかんだ。「200万回は練習した」という上から相手の首を抱え込んでつぶす組み手を磨きあげた。3位決定戦は相手の首だけでなく脚もつかんで、ねじ伏せて勝負を決めた。「正しい努力は裏切らない」。強豪ぞろいの階級で主役候補に名乗りを上げた。

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