バレー女子 日本がパリ五輪王手!ストレートで5連勝 真鍋監督「失セット0は想定外」

 5連勝に喜ぶ日本代表選手たち(撮影・佐々木彰尚)
 第1セット、ブロックを決めて喜ぶ井上愛里沙(撮影・佐々木彰尚)
 第1セット、スパイクを決めて喜ぶ井上愛里沙(撮影・佐々木彰尚)
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 「バレーボール女子・W杯、日本代表3-0ベルギー代表」(22日、代々木第一体育館)

 世界ランキング8位の日本は、同14位のベルギーを3-0(28-26、25-18、25-14)で下して、5戦連続のストレート勝ちで、24年パリ五輪出場に王手をかけた。真鍋監督は「ここまで失セット0は想定外。選手たちの集中力が素晴らしい」と絶賛。23日は同1位のトルコ、24日は同3位のブラジルと対戦する。(世界ランキングは21日時点)。

 第1セットはサーブミスが絡んで、ジュースまでもつれ込んだが、第2セットからは修正。セッター関菜々巳(東レ)とコンビが合い始めた古賀、井上がバックアタックやクイックで得点を重ねた。

 第2セットは山田二千華(NEC)のサービスエース、林琴奈(JT)の強打も飛び出して連取。最後は11点差をつけて圧勝した。古賀はチーム最多の19得点を記録し「ストレートで勝ててよかった。ハイセットの精度が下がってきていると感じて、そこを共有した。スパイカーがコースを選択できるようなハイセットができたのでよかった」と実感を込めた。

 23日は世界ランキング1位で、7月のネーションズリーグを制したトルコと対戦する。指揮官が上げる勝負のカギは「先行逃げ切り」。「最大のヤマ場は重々承知。それを想定して練習をしてきた。力が上のチームとは、間違いなく先行しないと勝てない。最大集中して、一球一球必死に戦いたい」と闘志を燃やした。

 ◆女子日本代表のパリ五輪出場の行方 23日に日本の五輪出場が決まるパターンは以下の2通り。①トルコに3-0か3-1で勝ち、勝ち点3を獲得。②トルコに勝ち(セット数は問わない)、ブラジルがベルギーに敗れて2敗に後退する。①は日本とブラジルの勝ち点差が4差以上となり、1試合を残してブラジルは日本を上回れない。②は日本はブラジルとの直接対決に敗れても1敗で、ブラジルを勝ち数で上回るため。

 ◆22日終了時点での順位

 ①日本(5勝0敗、勝ち点15)

 ②トルコ(5勝0敗、勝ち点15)

 ③ブラジル(4勝1敗、勝ち点11)

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