山縣亮太 10秒28で2位「このタイムじゃ戦えない」桐生、飯塚には刺激「早く肩を並べて走りたい」

 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(23日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、9秒95の日本記録保持者で、4月に右膝手術から実戦復帰した山縣亮太(31)=セイコー=が10秒28(無風)で2位だった。東田旺洋(関彰商事)が10秒16で優勝した。

 スタートから飛び出したが、2位。「この結果に満足できないのが正直なところ。これぐらいのタイムじゃ日本、世界と戦えない」と苦笑いだった。課題は「中盤以降がイマイチ。そこがどうしたものかなという感じ」と掲げ、「(今冬のオフは)トレーニングから考え直して、(来季は)春先からタイムを狙えるようにしたい」と切り替えた。

 今大会は16年リオ五輪の男子400メートルリレーでともに銀メダルを獲得した、桐生祥秀(日本生命)と飯塚翔太(ミズノ)も出場。2人は決勝を棄権したが、「やっぱり2人はレベルが違う。早く肩を並べて走りたい」と刺激になったという。

 来夏にはパリ五輪が控える。「また日本代表になれるように頑張りたい」と力を込めた日本記録保持者。「調子が良かった時の自分を超えていかないといけない。もう一回人生のピークを持ってきたい」と意気込んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス