阿部詩、五輪2連覇へパラ競泳エースから刺激「私も新たな挑戦踏み出したい」手話の“柔道”も完全マスター

 「TOKYO2020レガシー展」のトークイベントで共演した阿部詩(左)とパラ競泳の木村敬一。手話で「柔道」を意味する背負い投げのポーズをする
 「TOKYO2020レガシー展」のトークイベントで共演した柔道の阿部詩(左)とパラ競泳の木村敬一
 「TOKYO2020レガシー展」のトークイベントに出席した阿部詩
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 柔道女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(23)=パーク24=が23日、都内で行われた東京都主催のイベント「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」にゲストとして出席した。兄・一二三(パーク24)とともに同日優勝を果たした21年夏を改めて振り返り「“TOKYO2020”という言葉が懐かしい。もう2年がたったのかと。不思議な気持ち」と話すとともに、既に代表に内定している来夏のパリ五輪に向けて「あと1年気を引き締めて、もっともっと強くなれるように、日々の稽古に励みながらパリの舞台で2連覇したい」と決意を込めた。

 イベントでは、ともにパリ大会で2連覇を目指す、東京パラリンピック競泳男子金メダルの木村敬一(33)と共演。木村が16年リオデジャネイロ大会で銀メダルに終わった後、一念発起して海外に拠点を移し「環境を変えて毎日刺激を受けながら、すごく集中して練習できた」と述懐した東京大会金メダルにつながる武者修行エピソードに、うなずきながら聞き入った。詩は「一流のアスリートの大先輩で一言一言が深い。勉強になる。私も(いつか)新たな挑戦に一歩踏み出してみたいと感じた」と触発された様子だった。

 また、聴覚障害者の総合スポーツ大会であるデフリンピックが、25年に東京で開催されることを踏まえ、この日は手話の講習会も実施。手話での「柔道」が、詩自身も得意とする背負い投げのジェスチャーだと知り、世界一の“一人打ち込み”で完全にマスター。「競技の特性をつかんでいる手話だなと感じた。手話のことを知らなかったので、少しだけど知れてよかった」と笑った。

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