杭州アジア大会が開幕 日本選手団、過去最多
【杭州共同】第19回アジア競技大会は23日、中国の杭州奥体センター競技場で開会式が行われ、10月8日までの熱戦が幕を開けた。日本は1100人を超える過去最多の選手団を編成。陸上、体操を含む一部競技は主要国際大会と日程が重複したこともあってトップクラスの派遣を見送ったが、卓球や競泳などは1年後に迫るパリ五輪の試金石となる。
新型コロナウイルス禍で1年延期となった今大会は、選手らを外部から遮断する「バブル方式」を採用した2021年の東京五輪や22年北京冬季五輪と異なり、スポーツの祭典らしい活気あふれる光景が戻ってきた。
開会式で、日本選手団は旗手を務めるフェンシング女子サーブルで世界選手権個人2連覇の江村美咲(立飛ホールディングス)とライフル射撃男子の清水彰人(アラスカ大フェアバンクス校)を先頭に入場した。中国での開催は10年の広州以来3度目。習近平国家主席が開会を宣言した。
45カ国・地域から約1万2千人がエントリー。40競技を実施し、テニスやボクシングなどは来年のパリ五輪予選を兼ねる。