バレー女子日本 世界1位トルコに逆転負けで初黒星 パリ五輪切符は24日ブラジル戦に持ち越し 古賀主将「勝つしかない」
「バレーボール女子・W杯、日本代表1-3トルコ代表」(23日、代々木第一体育館)
世界ランキング8位の日本は、同1位のトルコと対戦し、1-3(25-22、22-25、24-26、12-25)で逆転負けに終わった。24年パリ五輪切符獲得は24日最終戦のブラジル戦に持ち越しとなった。勝ったトルコは五輪切符獲得となった。
ここまで5戦連続のストレート勝ちで、24年パリ五輪出場に王手をかけて挑んだ一戦。3-0か3-1の勝利なら五輪が決まる中、第1セットから日本が勢いをみせつけた。トルコのエース、バルガスのファーストスパイクを古賀が見事にブロック。かみ合わないトルコを尻目に、最大8点のリードを奪うなど主導権を握ると、終盤は猛反撃を受けたが、なんとか凌ぎきり、25-22で先手を奪った。
第2セットも15-14から4連続ポイントで一気にリードを奪った。しかし、最大5点リードがあったが、終盤にトルコが反撃。22-19から6連続失点でこのセットを落とした。日本は今大会初めてセットを落とした。
第3セット、ようやくかみ合ってきたトルコに中盤から連続ポイントで突き放されたが、粘り強く点差を縮めていき、関のブロックで21-21の同点に。さらに逆転し、石川のブロックでセットポイントを奪った。しかし、取りきれず、トルコの反撃にあって、24-26で崖っぷちに追い込まれた。この試合での五輪切符獲得の可能性はなくなった。
第4セットは序盤からトルコが優勢に進め、そのまま押し切られた。
日本は24日の最終戦で世界ランク4位、東京五輪銀メダルのブラジルと対戦。互いに五輪切符を賭けての大一番となる。
試合後、この日、チームトップの15得点をマークした古賀主将は「すぐ切り替えて、明日に向けてチーム全員でいい準備をしたい。トルコは強豪国でシャット本数が多かった。(ブラジル戦は)勝つしかない。しっかり勝ち切りたい」と、前を向いた。