泉谷駿介 走り幅跳びで自己ベスト&2連覇 いきなり8Mビッグジャンプ「うれしい」
「陸上・全日本実業団対抗選手権」(23日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
男子走り幅跳び決勝が行われ、110メートル障害日本記録保持者の泉谷駿介(23)=住友電工=が、8メートル10(向かい風0・4メートル)の自己ベストで2連覇を果たした。男子100メートルは、予選で桐生祥秀(日本生命)が10秒20(追い風0・7メートル)で3組1着となったが、決勝は棄権。優勝は東田旺洋(関彰商事)で、山縣亮太(セイコー)が2位だった。
“本職”に続く活躍を見せた。泉谷は1回目の跳躍でいきなり8メートルを超えるビッグジャンプ。両足がつった影響で2回目以降は跳ばなかったが、そのまま優勝した。「勝負だったので勝ち切れてうれしい」とはにかんだ。世界選手権の110メートル障害で日本勢初の決勝進出を果たし、5位入賞した今季は「75点」。今後はオフに入る予定で、「メダルを狙う」来夏のパリ五輪へ、さらに腕を磨く。