100M障害・福部真子、13秒04で無念の2位 世界選手権出場逃した今季は「すごく重く受け止めている」
「陸上・全日本実業団対抗選手権」(24日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
女子100メートル障害決勝が行われ、12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)が13秒04(追い風2・0メートル)で2位だった。優勝は大松由季(サンドリヨン)で12秒97だった。
今季ラストレースを終え、福部は「試行錯誤の年になった」と苦笑いで振り返った。昨年大会で日本記録を出した実力者だが、今季は日本選手権で4位になり、世界選手権出場を逃すなど苦戦。「今シーズン、世界選手権に出られなかったことはすごく重く受け止めてます」と神妙な表情だった。
パリ五輪が控える来季へ「強く意識しすぎると、また今年みたいに石みたいになっちゃう」と笑いつつ、「(12秒)73っていうタイムがものすごく遠くに感じている。もう一度7台に向けてしっかりやっていかないと、この先がないかなと今シーズン走ってみて思った」と見据えた。「まずは着実に7台、8台がいつどんな状態でも出せるように基盤作りをしっかりやっていきたい」と誓った。