競泳日本女子400mリレーで銀 池江璃花子は闘病から復帰後初の国際大会メダル「今できる全ては出せた」
「アジア大会・競泳」(24日、杭州)
競泳女子400メートルリレー決勝が行われ、日本(池本、五十嵐、池江、白井)は最終盤で香港を抜き、銀メダルを獲得した。優勝は中国。前回大会6冠で最優秀選手(MVP)に輝いた池江璃花子(23)=横浜ゴム=は白血病からの復帰後、国際大会で初のメダル獲得となった。
3位で回ってきた第3泳者の池江は、2位の香港との差を守ってアンカーに回した。白井が最後に香港を抜いて、目標にしていた銀メダルを死守。白井は「正直3番で(回って)きてビックリしたが、それでも自分の力を出しきって、最低限4人の目標だった銀メダルは達成できて良かった」と胸をなで下ろした。
池江は笑顔で「銀メダルを目標にしていたので、中国はすごく速かったが、しっかり自分たちのレースができた」とうなずき、「とりあえずは今自分が出せる全ては出せたかな」と納得の表情。7月の世界選手権の後はコンディションが整わなかったというものの、今大会は日本代表の主将を務めるだけに「なかなかマックスの体調から(比較)したら30%くらいなので、ちゃんと調子を整えてこられなかったのは残念だが、今回はチームのためにしっかり最終日まで頑張りたい」と力を込めた。
池江は今大会、個人種目は50と100メートルの自由形、バタフライに出場予定。