大相撲・横審 腰痛休場の照ノ富士は静観して復帰待つ「回復努力を見守りたい」巡業参加など貢献評価

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が25日、東京・両国国技館で開かれた。山内昌之委員長(東大名誉教授)は、腰痛などで秋場所を全休した横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)については「現在の状態では回復をしばらく待つ、彼の回復努力を見守りたい」と、静観して復帰を待つ姿勢を示した。

 照ノ富士は横綱昇進後13場所で7回の休場。ただ、巡業には参加して土俵入りを披露するなどしている。山内委員長は「全体として、大相撲への貢献でどうしているかを見ないといけない」とし「巡業への参加などで責任を果たしているといえる。責任感の高さは評価してもいい」と見解を述べた。「とにかく腰痛を治す。私たちは広い角度、大きな視点から復帰を待ちたい」と治療優先を認め「おそらくいずれ彼自身の方から説明があるでしょう。その説明に応じて、彼自身で適切な判断や態度をとるのではないかと。照ノ富士はそういう力士だというふうに信頼しているということ」と話した。

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