オーストラリア 初の1次リーグ敗退危機 ウェールズに屈辱40失点 後半無得点

 「ラグビー・W杯・1次リーグC組、ウェールズ40-6オーストラリア」(24日、リヨン)

 C組で前回4位のウェールズが優勝2度のオーストラリアに40-6と大勝して3連勝の勝ち点14とし、今大会一番乗りで準々決勝進出を決めた。オーストラリアは2敗目(1勝)を喫して勝ち点6で変わらず、残り1試合で8強入りが厳しくなった。B組でスコットランドはトンガを45-17で下し、1勝1敗の勝ち点5とした。トンガは2連敗。

 オーストラリアは屈辱的な完敗を喫し、初の1次リーグ敗退が現実味を帯びてきた。かつて日本代表を率い、強気で鳴らすエディー・ジョーンズ監督も「私は誇り高きオーストラリア人であり、特に自分の指揮下でこんな不振は見たくない」とぐったり。大差がつき、ファンは試合終了を待たず悲しげに客席を離れた。

 ミスで試合の流れを失った。6-10の前半25分過ぎ。トライを狙って敵陣深くのラインアウトを選択したが、スローインはFWの頭上を通過。相手に取られて大ピンチを招き、PGで失点した。

 先発15人のうち、W杯経験者は4人だけ。1月に5年契約を結んだジョーンズ監督は若手主体で臨んだが、要所で未熟さを露呈。後半はミスや反則を繰り返し、SHマクダーモットは「応援してくれた人を失望させてしまった」とうなだれた。

 日本への復帰も取り沙汰されている指揮官は続投するか問われ「100%だ」と言い切ったものの、厳しい批判は免れそうもない。

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