B1長崎電撃入団の馬場雄大 海外挑戦は一旦区切りもNBAの夢は変わらず「Bリーグでやることがストップになると思ってない」
バスケットボール・BリーグのB1長崎に入団が決まったW杯日本代表でパリ五輪出場権獲得に貢献した馬場雄大(27)が26日、長崎市内で入団会見を行った。5季ぶりのBリーグ復帰となる。
馬場は「このチームがパリ五輪に向けて1年弱という期間しかないが、最も成長できる環境だと思い、選ばせていただきました」と決意を語った。背番号は18に決まった。
馬場は18~19年シーズンにアルバルク東京でプレーして以降は、海外でプレー。NBAサマーリーグ、豪州リーグやNBA下部のGリーグでプレーしてきた。今夏のW杯は無所属で参加。W杯後には妻で俳優の森カンナから「さて、馬場よ就職活動が待っているぞ、笑」とエールを送られていたが、“就職先”が決まった形となった。
海外挑戦に一度区切りをつける形となったが、馬場は「ゴールは変わってない。NBA選手になるためにやっている。Bリーグでやることが一旦ストップになるとも思ってない。Gリーグに負けない経験が得られると思ってやっている。まだまだ成長しないといけないのは事実。そのためにパリ五輪でのパフォーマンスが今後を左右する。1番成長できる環境として、長崎を選ばせていただいた。(パリ五輪は)バスケ人生を1番かけていいイベントだと思っている」と、力を込めた。
長崎は20年に創設されたチームで、21~22年シーズンはB3、22~23年はB2で戦い、今季B1初参戦となる。開幕戦は10月8、9日にホームで千葉J戦。日本代表でともに戦った富樫勇樹もいる。馬場は「W杯で負傷した箇所が何カ所かあるが、開幕に向けてベストな準備をしていきたい。(富樫とは)敵として戦うのはいつぶりかな。本当に千葉Jは年々力をつけてきていて、今はBリーグの顔。チャレンジャー精神もってチーム一丸でやっていきたい」と、意気込んだ。