日翔志“感謝”の初十両昇進 首の大ケガで2カ月寝たきり、父急逝…屈強乗り越えはい上がった

 日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、日翔志(ひとし、26)=追手風=の新十両昇進、勇磨(25)=阿武松、英乃海(34)=木瀬=の再十両を決めた。勇磨と英乃海は2場所ぶりの復帰となる。

 日翔志が静かに喜びをかみしめた。21年夏場所の初土俵から2年半。「思った以上に時間がかかった。よかった」と実感を込めた。21年秋場所後の稽古中に首を大ケガ。2カ月間ほぼ寝たきりで、3場所連続で全休した。歩くこともままならなかった状態から、周囲の支えもあって復帰。「『おまえなら絶対十両に上がれる』と言われ続けてきた。信じてやってきてよかった」。現役続行に迷う自身を鼓舞してくれた師匠の追手風親方(元幕内大翔山)に感謝した。

 休場中だった昨年3月には、父・文男(のりお)さんが57歳で急逝した。近日中に墓参する日翔志は「関取に上がったと報告しに行けたら」。天国の父に思いをはせ「最後まで諦めないことを意識している。きっぷのいい相撲をとっていきたい」と意気込んだ。

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