紀平梨花がGPスケートカナダ欠場 右足首疲労骨折完治せず 今季全休へ「26年ミラノ五輪の夢に向け怪我の完治を優先」
日本スケート連盟は28日、フィギュアスケートのGPシリーズ、スケートカナダ(10月27~29日、バンクーバー)にエントリーしていた紀平梨花(21)=トヨタ自動車=が欠場することを発表した。紀平は21-22年の北京五輪シーズンに負った右足首の疲労骨折の影響が長引いており、4日には全日本選手権(12月、長野)の予選にあたる中部選手権(22日開幕)のエントリーを見送ったことを発表していた。
日本連盟を通じて「いつも応援ありがとうございます。この度、私はスケートカナダを欠場することに致しました。2026年ミラノオリンピックの夢に向け、今年は怪我の完治を優先しようと、コーチとミーティングを重ね決断しました。来シーズンは、まず健康、そしてパフォーマンスも完全に復活し、全力でトップを目指していけたらと思っております。目指すは2026年ミラノオリンピック。これからも引き続き応援、見守っていただけると嬉しいです」と、コメントした。
18年GPファイナル女王、19、20年全日本選手権連覇の実績を持つ紀平は、北京五輪シーズンに右足首の疲労骨折を発症。五輪挑戦を断念した。昨年9月の中部選手権で2季ぶりに競技会に復帰。全日本選手権にも出場し11位だった。