日本相撲協会 パワハラなどで職員3人に懲戒処分

 日本相撲協会は28日、コンプライアンス違反があった職員3人に対し、懲戒処分を決定したと発表した。

 事務局を統括する主事は、2017年以降の時間外労働などの不適切な労務管理、職員4人に対して脅迫的言動を行うパワーハラスメント行為などで、出勤停止1カ月の処分となった。

 経理・人事室、法務・暴力団等排除推進室および総務・相撲普及推進室の室長も、不適切な労務管理、職員5人に対して人格を否定するような発言でしっ責するパワーハラスメント行為などで、1等級降格の処分となった。

 施設管理・活用推進室の主任には、怠業により日本相撲協会の税務申告手続きおよび監査法人の決算作業に悪影響を与え、SNSへ自身の不誠実な業務対応を示す内容の不適切な投稿を繰り返したとして、けん責の処分が科された。

 発表によると、今年3月下旬に、協会職員有志を名乗る匿名の人物からコンプライアンス委員会委員長らに、主事と室長のコンプライアンス違反を告発する文書が届いたため、同委員会で調査を開始。5月から9月にかけて職員57人と主事、室長にヒアリングを実施し、その過程で主任についての対象事実が発覚。調査の結果を受けて事実が認定されたため、この日の理事会で3人の処分が決まった。

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