バレー男子 30日五輪予選開幕 石川祐希「自分たちは強いと証明」 初戦はフィンランド
24年パリ五輪予選東京大会(30日開幕)に臨むバレーボール男子日本代表が29日、会場の代々木第一体育館で練習を公開した。実戦形式を中心にセッターとのコンビを確認。約1時間半みっちり汗を流した。いいプレーが飛び出したときには、お互いに声を出して励まし合うシーンも。石川祐希主将は「緊張感はあるけど緊張はしていない。チームはいい状態。いい形で試合に入れる」と手応えを語った。
初戦のフィンランド戦から始まり、9日間で7試合を戦い抜くスケジュール。相手国への対策もあるが、あくまでも自分たちのプレーに集中する心構えだ。「相手の様子を見てスタートするよりか、自分たちでどんどん仕かけて、攻めていける展開を作っていきたい」と語った。
主将として臨む初めて五輪予選。ここまでネーションズリーグで46年ぶりの銅メダル、アジア選手権優勝と成績を残してきた。「ここで(五輪出場権を)取らなければその先のパリ五輪でも勝負はできない。そういった覚悟で臨みたい。切符を取るためにこの代表シーズンを過ごしてきた。自分たちは強いというところを改めて証明したい」。2位以上で獲得できる五輪切符へ。エースがチームを導く。